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カンテレ kantele

大辞林 第三版の解説

カンテレ【kantele】

フィンランドの民族楽器。木製の三角形の胴に鋼鉄製の弦を張ったもので、横たえて指ではじいて奏する。音量は小さいが、よく澄んで優美。

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百科事典マイペディアの解説

カンテレ

フィンランドのツィター撥弦楽器。翼形の共鳴箱に,昔は5本の馬毛の弦,現在は28〜36本の金属弦扇状に張る。膝や台の上に水平に置いて,両手の指ではじく。旋律を右手で,伴奏を左手で弾く。民謡舞曲行進曲のほか,カンテレ用に作曲された作品を演奏する。叙事詩カレワラ》のなかにもその名が登場。

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世界大百科事典 第2版の解説

カンテレ【kantele】

フィンランドを代表する民族楽器で,チター属の弦鳴楽器。変形台形の板ないし箱の上に,本来は5本,最近は12~46本(半音階)の金属弦を張る。奏者は楽器を膝の上か台の上にのせ,素手の指ではじいて鳴らす。左手を消音に使ったり,両手で旋律や和声を奏するときには空いている指で消音する工夫が必要となる。かつて《カレワラ》の伴奏に使われていた。類似の楽器がエストニア,ラトビアなどにもある。【山口 修】

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世界大百科事典内のカンテレの言及

【フィンランド】より

…主要民族としてのフィンランド人はスウェーデンからの移住者と共有する輪舞,哀悼歌,バイオリンなどの伝統をフォークロアとして伝承してきたが,最も貴重で影響力が大きいのは叙事詩《カレワラ》の歌唱である。無伴奏あるいはカンテレkantele(チター属の撥弦楽器)伴奏による歌唱,あるいはカンテレタルと呼ばれるカンテレ伴奏の別の声楽が,後世の音楽創造上のよりどころを提供した。他の伝統楽器としてはヨウヒッコ(カンテレから発達した弓奏の楽器),樺(かば)皮のらっぱ,角笛,柳笛,クラリネットなどがある。…

【フィンランド】より

…主要民族としてのフィンランド人はスウェーデンからの移住者と共有する輪舞,哀悼歌,バイオリンなどの伝統をフォークロアとして伝承してきたが,最も貴重で影響力が大きいのは叙事詩《カレワラ》の歌唱である。無伴奏あるいはカンテレkantele(チター属の撥弦楽器)伴奏による歌唱,あるいはカンテレタルと呼ばれるカンテレ伴奏の別の声楽が,後世の音楽創造上のよりどころを提供した。他の伝統楽器としてはヨウヒッコ(カンテレから発達した弓奏の楽器),樺(かば)皮のらっぱ,角笛,柳笛,クラリネットなどがある。…

※「カンテレ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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