ガソリンスタンド

デジタル大辞泉 「ガソリンスタンド」の意味・読み・例文・類語

ガソリン‐スタンド

《〈和〉gasoline+stand》道路沿いにある、自動車用のガソリン販売所。給油所
[補説]英語ではgas station

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精選版 日本国語大辞典 「ガソリンスタンド」の意味・読み・例文・類語

ガソリン‐スタンド

  1. 〘 名詞 〙 ( 洋語gasoline stand 英語ではgas station )
  2. 道路沿いにあって、自動車にガソリンを給油販売するところ。給油所。
    1. [初出の実例]「ガソリン・スタンドの隣りにある酒屋」(出典:コップ酒(1933)〈浅見淵〉)
  3. にある、給油のためのポンプとガソリン計量器が一体となった装置

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改訂新版 世界大百科事典 「ガソリンスタンド」の意味・わかりやすい解説

ガソリン・スタンド

ガソリン・スタンドは,自動車に対するガソリンや軽油(ディーゼル油)の給油,モーター油の交換を主とし,一般燃料用としての灯油,その他の自動車関連商品の販売業務と,車体洗浄,車の安全走行に必要な点検・整備等サービスの提供を行っている。従来は,ガソリン・スタンド,あるいは給油所と呼ばれていたが,最近はこのように業務内容が多岐にわたっているので,サービス・ステーションSSと略称される)と呼ばれている。ガソリン・スタンドgasoline standは和製英語で,英語ではgas stationあるいはservice stationという。日本のガソリン・スタンドは乗用車の著しい普及とともに普及した。その数は,1953年1029にすぎなかったが,63年1万6430,73年4万4876,83年には5万9306へと飛躍的に増大し,現在アメリカに次ぐ数となった。新設増設は石油業法(1962公布)により届出制となっているが,ガソリンの販売競争がスタンドの建設競争となり,スタンドの経営を圧迫することになったため,通産省は1976年11月に揮発油販売業法を制定,SSの登録,過密指定地域における建設の規制等が法律化された。なおこのほか,SSの建設に当たっては都市計画法,建築基準法,消防法,公害防止条例など数多くの規制があったが,規制緩和が進められるなかで,90年スタンドの新増設・廃止が原則自由化された。また96年,特定石油製品輸入暫定措置法(特石法)の廃止によりガソリンなど石油製品の輸入が自由化されてからガソリンの安売り競争が激化し,約6万弱あるガソリン・スタンド業界は厳しい淘汰の時代を迎えている。
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とっさの日本語便利帳 「ガソリンスタンド」の解説

ガソリンスタンド

ガソリンの販売所、給油所を指す和製英語。正しくは、米国では、gas station(ガスステーション)、service station(サービスステーション)。英国では、petrol station(ペトロール・ステーション)。

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