きさらぎ

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「きさらぎ」の意味・わかりやすい解説

きさらぎ

愛知県岡崎市の名物で、煎餅(せんべい)の一種。元岡崎藩士の備前屋(びぜんや)藤右衛門が、町家の片餅(へぎもち)にヒントを得て、1800年(寛政12)に創作した。糯米(もちごめ)の粉と上白糖を水でこね、搗(つ)き、蒸しを繰り返して弾力ある生地(きじ)をつくり、短冊形に切って八ツ橋のような形に天火焼きする。藤右衛門は藩命で備前国岡山城下に潜入、隠密(おんみつ)行動中に製菓技術を身につけた。きさらぎの菓名は、片餅作りが2月に行われるところから名づけたという。

[沢 史生]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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