転移酵素の一種.アデノシン三リン酸(ATP)からある物質ヘリン酸基を一つ転移する酵素の総称.たとえば,キナーゼの一種であるヘキソキナーゼは,次の反応を触媒する.
ATP+D-ヘキソース → ADP+D-ヘキソース6-リン酸
解糖のような代謝に重要な酵素の多くがこれに属する.二リン酸(ピロリン酸(塩))基を転移する場合はピロホスホキナーゼとよぶ.古くは酵素前駆物質を活性化する酵素,たとえばトロンボキナーゼ,エンテロキナーゼなどの総称に用いられたこともある.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...