コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

キノア quinoa

栄養・生化学辞典の解説

キノア

 [Chenopodium quinoa],[C. pallidicaule].

 アンデスインディアンの栽培する植物で,種子はデンプンを含み食用とする.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

キノア【quinoa】

アカザ科の一年草。食用の目的で,南米アンデスの原産地帯で紀元前から広く栽培されている。草姿は日本の雑草アカザに酷似する。高さ1~1.5m。晩夏に,茎の上部の葉腋(ようえき)にアカザに似た緑白色または紫紅色を帯びた花穂をつける。秋に直径2~3mmの扁円形の果実がみのる。茎葉,実ともやや紫紅色を帯びるもの,茎葉が紫色で果実が白色のもの,果実が黒みを帯びるものなど品種的分化があるらしい。種子にデンプンを含み,粉にしてパン状にして食べ,また粒のまま粥(かゆ)にして食べる。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

キノア【quinoa】

アカザ科の一年草。メキシコやアンデス高原地帯で古くから主食用の穀物として栽培。ビールの原料にもする。タンパク質・食物繊維・鉄分・カルシウムなどを豊富に含む。キヌアとも。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

キノア
きのあ
quinoa
[学]Chenopodium quinoa Willd.

アカザ科の一年草。南アメリカアンデス高原地帯で紀元前から栽培され、ボリビア、ペルー、エクアドルでは主食となっている。栽培の高限は4300メートルに及ぶ。新大陸発見後、インドにも導入され、山間部でわずかに栽培されている。形は日本のアカザに似て、高さ1~1.5メートル、多くの太い枝を出す。晩夏、茎頂にアカザに似た花穂をつけ、秋に径2~3ミリメートルの扁円(へんえん)形の果実ができる。品種的分化がみられ、茎葉も果実も紫紅色を帯びるもの、茎葉が緑色で果実が白色のもの、果実が黄色みを帯びるものなどがある。
 種子はデンプン質で、わずかにサポニンを含むので一種の苦味があるが、サポニンを含まない品種もできている。種子を粉にしてパン状にして食べ、また粒のまま粥(かゆ)にして食べる。また、一種のビールを醸造する。茎からつくった灰をコカの葉につけて、チューインガムのように噛(か)んで味わう嗜好(しこう)料にも用いられる。ブタやニワトリの飼料にもされる。[星川清親]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

キノアの関連キーワードアカザ(一年草)ティティカカ湖アンデス文明アンデス山脈国際キヌア年穀物栽培文化タンパク質チチカカ湖カルシウムアイマラ族水崎綾女食物繊維サポニンメキシコアイマラ太陽の島オルロ県

今日のキーワード

あおり運転

危険運転の一種で、前方を走行する車両に対する嫌がらせ行為。車間距離を極端に詰めて道を譲るように強要する、猛スピードで追い回す、ハイビームやパッシング、並走しての幅寄せなどで威嚇する、といった行為が該当...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android