コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

クロロクルオリン クロロクルオリン chlorocruorin

3件 の用語解説(クロロクルオリンの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

クロロクルオリン
クロロクルオリン
chlorocruorin

緑色のヘム蛋白質 (色素蛋白質の一種) 。海生の環形動物多毛綱 (ケヤリムシなど) の血液中に存在する。蛋白質部分はグロビンで,酸素運搬の役割を果すが,酸素との結合力はヘモグロビンより弱い。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

クロロクルオリン【chlorocruorin】

環形動物多毛綱のケヤリ類,カンザシゴカイ類等の血液中に含まれている緑色色素タンパク質。ヘモグロビンと同様に酸素運搬の機能を果たしている。クロロクルオロヘムをもつヘムタンパク質であり,タンパク部分は典型的なグロビンである。分子量は約300万。1分子中に約190の鉄原子を含む。鉄1原子あたり酸素1分子が結合する。酸素結合能はヘモグロビンより弱い。【宝谷 紘一】

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

クロロクルオリン
くろろくるおりん
chlorocruorin

色素タンパク質の一種で、酸素運搬の機能を有する。環形動物のケヤリ類、カンザシゴカイ類の血液から1933年に発見されたが、その後いろいろの無脊椎(むせきつい)動物にあることがわかった。透過光では緑色、反射光では赤色にみえ、鉄を含むポルフィリンの一種であるクロロクルオロヘムを補欠分子団として酸素と結合するが、酸素に対する親和性はヘモグロビンより低い。また、一酸化炭素とも結合する。分子量は約2.8×106、等電点はpH4.3で、ヘモグロビンに比べてヒスチジン含量が低い。[大岡 宏]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内のクロロクルオリンの言及

【呼吸色素】より

…多くは血液中にあって血液色素ともよばれ,酸素を運搬あるいは貯蔵する役割を果たしている。ヘモグロビンはほとんどすべての脊椎動物と一部の無脊椎動物に,クロロクルオリンはケヤリなどに,ヘムエリトリンはホシムシやシャミセンガイにみられ,いずれも鉄を含んでいる。銅を含むヘモシアニンは甲殻類や頭足類にみられる。…

※「クロロクルオリン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

クロロクルオリンの関連キーワードイバラカンザシゴカイケヤリムシヤッコカンザシゴカイ鰓蚕沙蚕玉敷沙蚕翼沙蚕クロムシカンザシゴカイムカシゴカイ(昔沙蚕)

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone