色素蛋白質(読み)シキソタンパクシツ

デジタル大辞泉 「色素蛋白質」の意味・読み・例文・類語

しきそ‐たんぱくしつ【色素×蛋白質】

色素たんぱく質とからなる複合たんぱく質ヘモグロビンチトクロムなど。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「色素蛋白質」の意味・読み・例文・類語

しきそ‐たんぱくしつ【色素蛋白質】

  1. 〘 名詞 〙 色素と蛋白質とが結合したもので、高等動物血液に含まれるヘモグロビン、下等動物ヘモシアニンなどで、酸素運搬などに関与する。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版 「色素蛋白質」の解説

色素タンパク質
シキソタンパクシツ
chromoprotein

クロモプロテインともいう.複合タンパク質一種.色素を結合しているタンパク質総称ヘムタンパク質フラビンタンパク質クロロフィルタンパク質,カロテノイドタンパク質などがある.色素タンパク質金属を含むことが多いので,金属タンパク質ともよばれる.いずれもきわめて重要な生理機能を有するタンパク質である.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「色素蛋白質」の意味・わかりやすい解説

色素蛋白質
しきそたんぱくしつ
chromoprotein

複合蛋白質の一種で,特定の色素と結合している蛋白質の総称。動植物中の細胞,体液中に存在する。色素部分の性質によってヘム蛋白質,クロロフィル蛋白質,フラビン蛋白質,カロテノイド蛋白質,フィコ色素蛋白質,銅蛋白質などがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android