ケイ・キ・そむく(漢字)

普及版 字通 の解説


14画

[字音] ケイ・キ
[字訓] そむく

[説文解字]
[金文]

[字形] 形声
声符は癸(き)。癸は物を立てる台座の柎足の形。×形に組んだ足の形に、相そむくものの意がある。〔説文四上に「目相ひ聽かざるなり」とあり、相視ざる意。〔玉〕に「乖(そむ)くなり。目に少なし」とみえる。その耳部(けい)字条に「耳相ひ聽かざるなり」とあり、いま〔説文〕には字の条を脱している。

[訓義]
1. そむく、目をそらす。
2. はなれる、異なる、そむく。
3. 目がみえない。
4. 目をみひらく。癸に四方に張る意がある。

[古辞書の訓]
名義抄 コトニ・ソムク

[熟語]

[下接語]
・極・孤・先・阻

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報