ケイ石(読み)けいせき

百科事典マイペディア 「ケイ石」の意味・わかりやすい解説

ケイ(珪)石【けいせき】

無水ケイ酸SiO2主成分とする鉱石純度の高い(95〜97%)白ケイ石はペグマタイト石英脈,ケイ岩などから産し,高級ガラス,フェロシリコンなどの原料。チャート層などに産する青白ケイ石,赤白ケイ石は炉材ケイ石と呼ばれケイ石煉瓦の原料。そのほか耐火モルタル用の土状の軟ケイ石,ガラス原料のケイ砂など。
→関連項目石英ガラス

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

化学辞典 第2版 「ケイ石」の解説

けい石
ケイセキ
silica rock

SiO2成分をもつ石英りんけい石クリストバライト,SiO2nH2Oの成分をもつオパールなどを主成分とした岩石.窯業用語.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ケイ石」の意味・わかりやすい解説

ケイ石
けいせき
silica rock; silicastone

ケイ酸を主成分とする岩石で,これを粉砕した人工ケイ砂はガラスや陶磁器原材料に用いられる。純度の高く白い色をしたものを特に白ケイ石と呼び,高級ガラスなどに用いる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android