ケニルワース(英語表記)Kenilworth

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ケニルワース
Kenilworth

イギリスイングランド中部,ウォリックシャー県中部,ウォリック地区の町。エーボン川の支流に臨み,県都ウォリックの北約 10kmに位置する。12世紀に創建された城があることで名高い。城は約 5mの厚さの壁をもつ「カエサルの塔」のほか,外壁や大広間の一部などを残すだけであるが,中世にはしばしば王城となり,ウォルター・スコットの小説『ケニルワース』(1821)はエリザベス1世時代の城を描写している。17世紀半ばの清教徒革命の際に,オリバー・クロムウェルの兵によって略奪されたのち放棄され,1937年ケニルワース卿により国に寄贈された。背後にミッドランド地方の工業地帯を控え,おもに住宅地として発展。人口 2万2218(2001)。

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世界大百科事典 第2版の解説

ケニルワース【Kenilworth】

イギリス,イングランド中部,ウォリックシャー中部にある都市。人口1万9300(1981)。ミッドランド地方西部に位置し,周辺の園芸農業地帯の中心的な市場町であると同時に,皮革業なども行われる。有名なケニルワース城は12~13世紀に建設され,1266年にはシモン・ド・モンフォールの内乱を終結させるケニルワース裁定の発布,1327年にはエドワード2世の強制的退位など,歴史上の重要な舞台となった。またエリザベス1世時代を扱ったW.スコットの歴史小説《ケニルワース》(1821)がある。

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