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ゲルディモンキー Goeldi’s monkey

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世界大百科事典 第2版の解説

ゲルディモンキー【Goeldi’s monkey】

新世界ザルは霊長目キヌザル科とオマキザル科の二つのグループに分けられるが,ゲルディモンキーはキヌザル科に入れられたり,オマキザル科に入れられたり,また最近では独立の科とみなされるなどさまざまな扱いを受けてきた(イラスト)。頭胴長20cm。外見上は黒いマーモセットという感じで,手足のつめが足の親指を除いてすべてかぎづめである点はキヌザル科の特徴であるが,歯式は,で,オマキザル科の特徴を示している。このように,ゲルディモンキーは新世界ザルの二つのグループの中間的な形態を備えており,新世界ザルの進化を考えるうえで貴重な存在である。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ゲルディモンキー
げるでぃもんきー
Goeldi's monkey
[学]Callimico goeldii

哺乳(ほにゅう)綱霊長目マーモセット科の動物。1属1種。新世界ザルはマーモセット科とオマキザル科に二分されるが、ゲルディモンキーは両科の特徴をあわせもつことでよく知られる。たとえば、小形(リスぐらいの大きさ)で鉤(かぎ)づめをもつ点は前者に似ているが、歯式は

の36本で後者と共通である。このような理由から、本種の分類上の位置は揺れ動いてきたが、生態学的特性をも含めて、ここではマーモセット科の一員として扱う。アマゾン上流域に広く、しかし薄く分布する。二次林を好み、果実と昆虫を主食としている。数頭の小集団で暮らすが、生態的にはまだ不明な点が多い。[西邨顕達]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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