ゲーゲンバウア(英語表記)Gegenbaur, Karl

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ゲーゲンバウア」の意味・わかりやすい解説

ゲーゲンバウア
Gegenbaur, Karl

[生]1826.8.21. ウュルツブルク
[没]1903.6.14. ハイデルベルク
ドイツの解剖学者。ウュルツブルク大学出身。イェナ大学教授 (1855~73) ,ハイデルベルク大学教授 (73~1903) 。 C.ダーウィン進化論を強力に支持し,比較解剖学上の知見をもってそれを裏づけようと努力した。『比較解剖学要論』 Grundzüge der vergleichenden Anatomie (1859) を著わし,動物種間にみられる構造上の関連性,特に器官の相同性に進化証拠を求めることができると主張した。 1861年には,精子や卵がすべて単一の細胞から成るとする T.シュワン仮説を実証した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディア 「ゲーゲンバウア」の意味・わかりやすい解説

ゲーゲンバウア

ドイツの比較解剖学者。イェーナ大学,ハイデルベルク大学教授を歴任。初め無脊椎動物,後には脊椎動物の比較解剖学的研究を行い,進化論の強力な支持者一人となった。骨芽細胞を発見した。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android