デジタル大辞泉 「コマールノ」の意味・読み・例文・類語 コマールノ(Komárno) スロバキア南西部の都市。ドナウ川を挟んだ対岸のハンガリーの都市コマーロムと一つの町だったが、トリアノン条約により分断された。ハンガリー王国時代の星形要塞の遺構がある。コマルノ。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
改訂新版 世界大百科事典 「コマールノ」の意味・わかりやすい解説 コマールノKomárno スロバキア南部,バーフVáh川がドナウ川と合流する地点にある河港都市。人口3万7000(1991)。1919年まで対岸のハンガリー領のコマーロムKomáromと一つの町を構成していた。造船,製靴,タバコ,食品工業が発達し,南東欧との鉄道,河川交通の要衝。中世そのままの古い城砦は16世紀の対トルコ戦争,1848-49年のハンガリー革命軍の対オーストリア防衛戦に重要な役割を果たした。喜歌劇《メリー・ウィドウ》の作曲家レハールFranz Lehár(1870-1948)の生誕地。執筆者:稲野 強 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報