コルク化(読み)コルクカ

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

コルク化
こるくか

二次肥大成長をおこす植物の茎や根の皮層コルク組織の細胞壁にスベリンが堆積(たいせき)して肥厚する現象。スベリンは長鎖のヒドロキシ脂肪酸やジカルボン酸を含む重合体で、クチンに似て水や空気を通さず、化学的にもかなり安定である。コルク化をおこした細胞は死に、細胞内に空気が入る。そのためにこの組織(コルク)は軽く弾力に富み、熱や電気の伝導への抵抗が強く、特異な性質を現す。イギリスのロバート・フックがこの性質に興味を抱いて細胞を発見したのは有名である。[佐藤七郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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