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ゴート語 ゴートご Gothic language

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ゴート語
ゴートご
Gothic language

ゴート人の言語。そのうちの西ゴートの言語が4世紀の司教ウルフィラスの翻訳した聖書から知られるにすぎない。ゴート語の名のもとに,普通この聖書の言語をさす。 1560年頃,クリミヤ半島でおよそ 86語のゴート語の単語句が採集されたが,現在は死語。

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デジタル大辞泉の解説

ゴート‐ご【ゴート語】

Gothicインド‐ヨーロッパ語族ゲルマン語派に属する言語。4世紀半ばに西ゴート人の司教ウルフィラギリシャ語から翻訳した聖書を主な文献とする。ゲルマン語の古い姿を伝えているが今日では消滅した。

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百科事典マイペディアの解説

ゴート語【ゴートご】

インド・ヨーロッパ語族の東ゲルマン語ゲルマン語派)に属する言語。この言語の代表的文献は4世紀の西ゴートの司祭ウルフィラによる四福音書ギリシア語からの翻訳で,古形を保存しているためゲルマン語の最も重要な資料である。
→関連項目アイスランド語

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世界大百科事典 第2版の解説

ゴートご【ゴート語 Gothic】

インド・ヨーロッパ語族のゲルマン語派のうち東ゲルマン語に属し,現在は死語となっている。ゴート語の話し手であるゴート人は,1世紀の初めころまでに,南スウェーデンからバルト海をはさむ対岸のビスワ河口地帯に移住し,さらに東ゴート,西ゴートに分かれて南下し,2世紀の中ごろには黒海沿岸に到達したが,ゴート人のこのような早い時期におけるギリシア文化圏との接触により,4世紀の中ごろには西ゴートの司教ウルフィラによって聖書がギリシア語からゴート語に翻訳された。

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大辞林 第三版の解説

ゴートご【ゴート語】

ゲルマン語派の東ゲルマン語に属する言語。ゴート人により話された。すでに死滅。最大の文献は四世紀半ば頃のウルフィラ(Wulfila)による聖書のゴート語(西ゴート語)訳。これはゲルマン諸語中最も古い特徴を持ち、印欧比較言語学ではゲルマン語の代表とされる。他に一六世紀のクリミアのゴート語が残る。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ゴート語
ごーとご

ゲルマン民族大移動期に勢威を示したゴート人の言語。インド・ヨーロッパ語族ゲルマン語派の東ゲルマン語に属する。4世紀なかばに西ゴート人の司教ウルフィラがギリシア語から翻訳した聖書は、「福音(ふくいん)書」や「パウロ書簡」などのかなりの部分が残っていて、ゴート語の構造をまとまった形で表す唯一の資料となっている。これはさらにゲルマン語全体を通じての最古の長文資料であるから、比較言語学上きわめて貴重な文献と評価されている。そのほかゴート語の少数の固有名詞や若干の断片的な文献が伝えられているが、東西のゴート王国の消滅によってこの言語も死語になった。ただし、ウクライナのクリミア半島には、16世紀まで少数のゴート人が生存していたので、言語に関してわずかの記録がある(約60語)。
 ウルフィラは、聖書翻訳にあたって、27文字を考案したが、ギリシア文字を主とし、ラテン文字とルーン文字を少数利用している。ゴート語聖書の写本は5~6世紀のものが残存しているが、「銀字本」(コーデックス・アルゲンティウスCodex Argentius)とよばれるものがもっとも有名で、スウェーデンのウプサラ大学に保管されている。ゴート語の名詞、代名詞、動詞などの変化語尾は、のちに現れたゲルマン諸語の文献(8世紀の古代英語、ドイツ語など)に比べて複雑であるが、時制や文の構造などは簡単である。また他のゲルマン語との関係では、北ゲルマン語と文法上の共通点がかなりみいだされる。[塩谷 饒]
『高橋輝和著『ゴート語文法入門』(1982・クロノス)』

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世界大百科事典内のゴート語の言及

【ゲルマン語派】より

インド・ヨーロッパ語族の中の一語派であり,一般的には東ゲルマン語,北ゲルマン語(ノルド語),西ゲルマン語の三つに区分される。 東ゲルマン語には,1世紀の初め頃にすでにオーデル川の東に住んでいた,ゴート族,バンダル族,ブルグント族,ルギ族,ゲピード族などの東ゲルマン人の言語が属するが,文献として残されているのはゴート語のみであり,他は若干の固有名詞を残しているにすぎない。東ゲルマン語は現在では死語となっている。…

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