ゴールデンバット

精選版 日本国語大辞典 「ゴールデンバット」の意味・読み・例文・類語

ゴールデン‐バット

(Golden Bat金色コウモリ」の意) 日本両切りタバコの一銘柄。明治三九年(一九〇六)から発売されている。第二次大戦中、金鵄(きんし)改名バット
人生劇場(1933)〈尾崎士郎〉青春篇「袂の中からゴールデン・バットをとりだしたのである」

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デジタル大辞泉 「ゴールデンバット」の意味・読み・例文・類語

ゴールデン‐バット(Golden Bat)

日本の両切りタバコの銘柄の一。明治39年(1906)発売開始。包装は金色のコウモリの意匠。バット。

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デジタル大辞泉プラス 「ゴールデンバット」の解説

ゴールデンバット

大蔵省専売局が1906年に発売した紙巻たばこの銘柄。現在もJT日本たばこ産業)が販売を続ける長寿銘柄。太平洋戦争周辺の一時期は「金鵄(きんし)」と改称された。

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世界大百科事典(旧版)内のゴールデンバットの言及

【タバコ(煙草)】より

…(3)両切りタバコ 第1次大戦後,不況の慢性化とともにタバコには低価格品への需要の転移が激化した。手軽で安価な両切りタバコの下級品,なかでも〈ゴールデンバット〉の売行きが著しく伸長した。販売数量も,両切りタバコは30年に口付きタバコを追い抜き,34年には刻みタバコをしのぎ,両切りタバコ時代を確立した。…

※「ゴールデンバット」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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