サイクリックGMP(読み)サイクリックジーエムピー

化学辞典 第2版 「サイクリックGMP」の解説

サイクリックGMP
サイクリックジーエムピー
cyclic GMP

guanosine 3′,5′-cyclic monophosphate.C10H12N5O7P(345.22).サイクリックグアノシン3,5′-リン酸ともいう.グアノシン三リン酸(GTP)からつくられるセカンドメッセンジャーで,cGMPと略記される.cGMP依存性プロテインキナーゼイオンチャネルに作用して細胞応答を引き起こす.外界からの刺激に応答してcGMPをつくる酵素には,膜結合型と可溶性グアニルサイクレースとがある.はたらき終えたcGMPはホスホジエステラーゼによって分解され,単なるGMPとなる.[別用語参照]グアニル酸[CAS 7665-99-8]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

栄養・生化学辞典 「サイクリックGMP」の解説

サイクリックGMP

 C10H12N5O7P (mw345.21).

 GTPを基質グアニル酸シクラーゼによって生成.細胞に対するホルモンなどの信号物質の指令を受け取って細胞内で合成され,細胞内信号伝達物質として働くとされる.cGMP依存プロテインキナーゼとよばれるリン酸化カスケードによって細胞内の多くタンパク質リン酸エステル化して,細胞の活性を変化させるとされる.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

百科事典マイペディア 「サイクリックGMP」の意味・わかりやすい解説

サイクリックGMP【サイクリックジーエムピー】

環状GMP

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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