コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

サバヒー サバヒー Chanos chanos

3件 の用語解説(サバヒーの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

サバヒー
サバヒー
Chanos chanos

ネズミギス目サバヒー科。体長は普通 1mほど,大型で 1.7mになる。体はやや長く,側扁する。体色は銀白色。背鰭は体の中央に,腹鰭はその下にある。尾鰭は長く,二叉する。太平洋インド洋の熱帯,亜熱帯,日本では千葉県以南に分布する。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

サバヒー

ネズミギス目サバヒー科の魚。インド・太平洋の熱帯に分布。日本でも,奄美大島などで稚魚が採集される。口は小さく歯がない。全身銀白色。大型で,全長180cmに達する。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

サバヒー
さばひー
milk fishsalmon herring
[学]Chanos chanos

硬骨魚綱ネズミギス目サバヒー科に属する海水魚。ニシンのような体形をしているが、背びれが高く尾びれが深く切れ込み、体側に1本の側線がある。口の前端はよくとがり、両顎(あご)に歯がない。目に脂瞼(しけん)(透明な膜)が発達する。鰓腔(さいこう)の後部に特殊な上鰓器官がある。体の背側はオリーブ色、腹面は銀白色。全長1メートルを超える大形種で、1.8メートルの記録がある。紅海、アフリカ東岸、およびアメリカ、メキシコ、台湾、フィリピンなどの東西の太平洋と、インド洋の熱帯から亜熱帯の全域に広く分布する。日本では津軽(つがる)海峡や陸奥(むつ)湾以南、房総(ぼうそう)半島などの暖流勢力の強い海域に来遊するが、南西諸島南部を除けば、ほとんどは幼魚である。
 遊泳力が強く、高速で泳ぐ。高温に強く20~33℃が適温で、それ以下では活動が鈍り、12℃で死ぬ。塩分濃度に対しても広い適応能力をもち、海水域から淡水域へ容易に侵入できる。胃は厚く、腸が長くて体長の7~12倍ある。藍藻(らんそう)、珪藻(けいそう)、浮遊微生物などの動植物プランクトンや、海底に積もった有機物の細片、小さな生物などを吸い込んで食べる。
 4~5歳で体長1メートルほどになって成熟する。産卵期には群れをつくって岸辺に近づき、水深30メートル前後の入り江やマングローブ帯、ときには河口の汽水域や淡水域にも入って産卵する。産卵期は水域によって異なる。暖海では周年にわたるが、一般には春が盛期で、フィリピンやジャワ島では3~6月、台湾では4~6月である。沖縄では5月に成熟した魚が獲れており、産卵も5月ごろと推測される。1尾がはらむ卵の数は600~900万個。卵は分離浮性で、卵径は約1.2ミリメートル。受精卵は水温30℃のときに30時間余りで孵化(ふか)する。孵化仔魚(しぎょ)は全長3.4ミリメートルほどである。全長13ミリメートルぐらいのシラス型幼生は、海岸の浅所に出現する。変態が終わる18ミリメートル前後には海と連絡した湖沼、河口域、タイドプール、養魚池付近に出現する。ここで2、3年成長し、全長70センチメートルぐらいになると海へ帰る。
 東南アジア、フィリピン、台湾などでは、15ミリメートルほどの仔魚を採捕し、繁殖させた天然餌料で飼育する。幼魚になってから池に入れて養成し、300グラム以上にして市場に出す。ミルクフィッシュとよばれ、肉は桃色で美味である。[落合 明・尼岡邦夫]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

サバヒーの関連キーワードドブネズミ家鼠熊鼠野鼠畑鼠二十日鼠姫鼠鹿毛鼠ナンキンネズミサバヒー(虱目魚)

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

サバヒーの関連情報