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サーマッラー文化 サーマッラーぶんか

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世界大百科事典 第2版の解説

サーマッラーぶんか【サーマッラー文化】

サーマッラーはバグダードの北西90km,ティグリス川東岸にあるイスラム期の都市遺跡で,1912‐14年の調査の際,都市跡の地下の墓から特徴的な彩文土器が発見され,メソポタミア先史時代文化におけるサーマッラー期の標式遺跡とされた。図式化したヤギ,鳥,魚などの動物と人間を幾何学文のなかに入れて,皿や浅鉢の底を中心とする一つの構図にまとめあげた彩文土器である。初めに発見された遺物が,優秀な彩文土器を主体とするものであったことから,輸入土器とか奢侈土器と見なされたが,ハッスナ遺跡IV~VI層からサーマッラー式土器が出土し,北メソポタミア先史文化としてハッスナ期―サーマッラー期―ハラフ期の編年,あるいはサーマッラー式土器をハッスナ期に含めてハッスナ期―ハラフ期の編年に多くの研究者の合意がえられたかに見えた。

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