ウィットウォーターズランド(英語表記)Witwatersrand

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ウィットウォーターズランド
Witwatersrand

南アフリカ共和国北部,ハウテン州の州都ヨハネスブルクを中心とする産金地帯。1886年初めて金鉱を発見。金を含有するウィットウォーターズランド系は先カンブリア時代に属し,大きな向斜構造をなして南北約 72km,東西約 190km,7層の含金礫岩層がある。この金鉱床をリーフ reefという。標高 1500~1800mの高原地帯であるが,稼行深度は地表から 200~3500mである。1930年代になり金鉱床中にウラン鉱石であるピッチブレンドが存在することがわかり,金製錬の廃石がウラン鉱石として再処理され,U3O8イエローケーキが生産されている。中心都市ヨハネスブルクの周辺は重工業地帯となっている。

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