日本大百科全書(ニッポニカ) 「シニズガッリ」の意味・わかりやすい解説 シニズガッリしにずがっりLeonardo Sinisgalli(1908―1981) イタリアの詩人。大学では工学を修め、一時建築の仕事に従事。作品はイメージやアナロジーを多用する一方、幼少期を過ごした南イタリアの山村を舞台に、時間の流れの止まった寓話(ぐうわ)にも似た世界を形成する。エルメティズモを代表する詩人。代表作に『われ美神を見たり』(1943)、アンソロジー『楕円(だえん)』(1974)、ビアレッジョ賞を受賞した『壜(びん)のなかの蠅(はえ)』(1975)、存在の不安と理性の葛藤(かっとう)を主題とした散文集『偶数の花と奇数の花』(1945)などがある。[川名公平][参照項目] | エルメティズモ 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シニズガッリ」の意味・わかりやすい解説 シニズガッリSinisgalli, Leonardo [生]1908. ポテンツァ[没]1981.2. ローマイタリアの詩人。 20世紀詩壇の主流エルメティズモの代表者の一人。主著『詩集』 Poesie (1938) ,『われ詩神を見たり』 Vidi le Muse (43) ,『古きぶどう畑』 La vigne vecchia (52) ,『月の年頃』L'età della luna (62) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by