シンジケートローン(その他表記)syndicated loan

翻訳|syndicated loan

デジタル大辞泉 「シンジケートローン」の意味・読み・例文・類語

シンジケート‐ローン(syndicated loan)

世界各国の銀行協調融資団(シンジケート)を組成し、各国政府や政府機関に対して行う中・長期貸付。貸し手にとっては危険分散を図ることができ、借り手にとっては巨額の資金を効率的に調達できる。協調融資

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精選版 日本国語大辞典 「シンジケートローン」の意味・読み・例文・類語

シンジケート‐ローン

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] syndicated loan から ) 複数の銀行による融資団によって貸付を行なうこと。政府、公共団体大企業などの融資に使われる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シンジケートローン」の意味・わかりやすい解説

シンジケート・ローン
syndicated loan

中心となる幹事銀行のもとに複数の金融機関が協調し,融資団 (シンジケート) を組成して行う大型信用供与をいう。貸手はリスク分散がはかられ,借手は同一手続によって多額の資産を効率的に調達できる。 1968年のオーストリア向けの1億ドルのローンがシンジケート・ローン第1号といわれており,1970年代に入るとユーロ市場を中心に急速に発達した。一般に期間が5~15年の中長期貸付けが多く,融資金利はユーロ市場の調達金利 (普通は LIBOR) にスプレッドを上乗せしてスライドするフローティング・レートが適用されている。スプレッドは融資期間の長短信用リスクに応じて決定されている。

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