ジメチルエーテル

デジタル大辞泉 「ジメチルエーテル」の意味・読み・例文・類語

ジメチル‐エーテル(dimethyl ether)

メチルアルコール硫酸と熱して得られるエーテル無色芳香のある気体で、引火しやすい。液化石油ガスLPG)によく似た性質をもち、代替燃料としても利用される。分子式C2H6O示性式CH3OCH3 メチルエーテル。DME

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化学辞典 第2版 「ジメチルエーテル」の解説

ジメチルエーテル
ジメチルエーテル
dimethyl ether

C2H6O(46.07).CH3OCH3.メチルエーテルともいう.脂肪族エーテル類のもっとも簡単なもの.製法は,実験室的には,メタノールに硫酸を加えて加熱する.工業的には,メタノールを酸性触媒で脱水する方法と,合成ガスから一段で合成する方法とが開発されている.構造は二つのメチル基酸素で結ばれたもので,∠C-O-C111°である.快香を有する無色の気体.融点-141.50 ℃,沸点-24.8 ℃.エタノールに易溶,水,硫酸に可溶.低温でハロゲン,ハロゲン化水素などと一連の付加物を形成する.おもに溶剤,あるいは冷却剤として用いられるが,最近,GTLの製品の一つとして燃料に,また,排気ガス中のPM(パーティキュレート;粒子状物質)が少ないディーゼル燃料としての用途も考えられている.[CAS 115-10-6]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジメチルエーテル」の意味・わかりやすい解説

ジメチルエーテル

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