ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジャンセン」の意味・わかりやすい解説
ジャンセン
Janssen, Pierre-Jules-César
[没]1907.12.23. ムードン
フランスの天文学者。パリ大学卒業。建築学校の一般科学教授 (1865) 。ムードン天文台初代台長 (93) 。 1868年に J.ロッキャーとは独立に太陽紅炎の平時観測法を見出したことで有名であるが,ほかにみずからアルプス,モンブラン山頂に設立した観測所での観測研究に基づき,太陽スペクトル中の酸素吸収線が地球大気中の酸素によるものであることを初めて明らかにしたこと (93) ,また太陽の写真観測を初めて系統的に行い,6000枚以上の写真から成る『太陽写真地図』 Atlas des photographies solaires (1904) を出版したことでも知られる。
ジャンセン
「ヤンセニウス」のページをご覧ください。
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