ジュネーブ国際音楽コンクール(読み)じゅねーぶこくさいおんがくこんくーる(英語表記)Concours International d'Exécution Musicale, Genève

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ジュネーブ国際音楽コンクール
じゅねーぶこくさいおんがくこんくーる
Concours International d'Exécution Musicale, Genève

毎年8月末から9月にかけてスイスジュネーブで開催される音楽コンクール。1939年に設立。この種のコンクール中もっとも多くの開催回数を誇り、多彩な部門を擁し、参加者も多い。全体で26種目(部門)あり、例年4種目程度のコンクールを行うが、種目は毎年変化する。ベネデッティ・ミケランジェリ、アルヘリッチ、グルダショルティ(以上ピアノ)、シュターダー、ロス・アンヘレス、アメリンク(以上声楽)、ニコレ、デボスト、ピエルロ、ホリガー、オンニュ、アンドレ(以上管楽器各種)らが1位になった。日本人の入賞者は2001年までに34名に上り、最初の入賞者はピアノの田中希代子(1952年に2位)、次はバイオリンの豊田耕児(1958年に2位)であった。1位を得た者には、ビオラの今井信子(1968)、打楽器の吉原すみれ(1972)、フルートの河野俊子(1973)、声楽の番場ちひろ(1985)がいる。

[美山良夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典 第2版の解説

ジュネーブこくさいおんがくコンクール【ジュネーブ国際音楽コンクール Concours International d’Exécution Musicale Genève】

スイスのジュネーブで毎秋行われる音楽コンクール。1939年に国際コンクールとして発足したが,翌年から45年までは第2次世界大戦のため,国内コンクールの形で続けられた。46年に国際コンクールとして復活以後,ピアノ部門と声楽部門を毎年行うほか,年ごとに他の楽器等の二,三の部門が付け加えられたが,79年からは,常設のピアノ部門と声楽部門が一年交代に変わった。各部門とも入賞は第2位までであるが,審査が厳しいため,しばしば第1位を欠く年がある。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

今日のキーワード

漁夫の利

《シギとハマグリが争っているのを利用して、漁夫が両方ともつかまえたという「戦国策」燕策の故事から》両者が争っているのにつけ込んで、第三者が利益を横取りすることのたとえ。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android