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ジル ジル Gil, Augusto César Ferreira

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ジル
ジル
Gil, Augusto César Ferreira

[生]1873.7.31. ポルト近郊
[没]1929.2.26. リスボン
ポルトガルの詩人。幼年時代グアルダで過し,のち,コインブラ大学で法学を修めた。弁護士で共和国政府の高級官吏でもあった。代表作『詩集』 Versos (1898) ,『1月の月光』 Luar de Janeiro (1910) ,『窓辺のカーネーション』O Craveiro da Janela (20) ,遺稿に『今朝のばら』 Rosas desta Manhã (30) がある。

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デジタル大辞泉の解説

ジル(〈フランス〉Gilles)

ドリュ=ラ=ロシェルによる長編小説。1939年刊。主人公ジル=ガンビエファシズムに目覚めてゆく軌跡を描く。自らもファシズムに傾倒していった著者の自伝的色合いが濃い作品。

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百科事典マイペディアの解説

ジル

ヤード・ポンド法の体積の単位。1ジル=1/4パイント=1/32ガロン。英国で0.142l,米国(日本も同じ)で0.118l。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ジル
じる
Gilberto Gil
(1942― )

ブラジルのミュージシャンカエターノ・ベローゾとともに1960年代末にトロピカリズモ(トロピカリア運動)を推進した中心人物ベローゾよりも、アフリカ的ないしはブラックミュージックよりのサウンドが特徴で、ムジカ・ポプラール・ブラジレイラにおける汎アフリカニズム的な姿勢がもっとも強いミュージシャンである。ブラジル北東部のアフロ・ブラジル的な音楽文化とロックファンクレゲエ、アフリカン・ポピュラー・ミュージックをリズム面でつなげる傾向が強いという点では、トロピカリズモでの盟友であるベローゾとは大きく異なっており、トロピカリズモという運動の幅の広さを示している。
 ブラジル北東部バイア州サルバドルに生まれ、同地の連邦大学在籍中にベローゾやマリア・ベターニャMaria Betnha(1942― )に出会う。サン・パウロに出て多国籍企業で働くが、1965年にフォーク風プロテスト・ソングのシングル曲「ロダ」でデビュー。1966年にはエリス・レジーナとジャイール・ロドリゲスJair Rodrigues(1939―2014)が彼の曲「ロウヴォサォン」を録音し、翌1967年にはジル自身がその曲をタイトルとしたアルバムを発表する。このアルバムが、ジルやベローゾたちの音楽におけるトロピカリズモの始まりといわれている。
 トロピカリズモは当時の軍政に対し批判を展開したため、1969年、反政府運動に対する弾圧が激化するなかジルは罪状なしで投獄される。刑務所ではヨガや瞑想にはげみ、その後イギリスへ亡命、1972年に帰国する。トロピカリズモのミュージシャンたちのロック的なサウンドは国内では右派からは国家転覆的、左派からは文化帝国主義的とみなされていたが、ジルは同年のアルバム『エクスプレソ2222』において、世界へつながる未来を志向する活動をしたいという決意を表明した。
 1977年、ナイジェリアのラゴスで開催されたブラック・アートと文化のフェスティバルに参加。フェラ・クティ、スティービー・ワンダーら世界中のアフリカ系民族のミュージシャンと出会う。この出会いから、ブラジルにおけるアフリカ系音楽文化への傾倒を深め、同年アルバム『レ・ファベーラ』Re-favelaを発表。ファベーラはブラジルにおける貧民街だが、音楽・美術のトロピカリズモにおいては拠点のような意味をもっていた。このアルバムには、インドのマハトマ・ガンディーに捧げたアフォシェ(ブラジルのアフリカ系宗教カンドンブレの音楽)、ナイジェリアのハイライフ(ジャズからの影響を大きく受けたポピュラー音楽)やジュジュ(ナイジェリアを代表するダンス・サウンド)の影響を受けた音楽が収められ、いくつかの曲にはヨルバ語(西アフリカの言語でラテンアメリカに渡った)の歌詞も使った。
 ジルは、ブロコ・アフロ(バイアのカーニバルにおいて特徴的な、黒人だけの打楽器演奏集団)を核に、音楽文化を通して故郷バイアのアフリカ文化をあらためて構築することをも考えていた。1980年代に入ると、世界的にもバイアのカーニバルが注目を集めるようになり、ブロコ・アフロやサンバヘギ(サンバとレゲエが融合したような音楽)系統の多くのミュージシャンが登場することになり、そういう意味でもジルの先駆的な業績は大きい。
 1980年代末にジルはサルバドル市の文化関係の顧問になり、音楽から離れていた。その後、再び音楽に専念し、精力的な活動を続けていたが、2003年から2008年にはブラジルの文化省大臣を務めた。そのほかの代表作には『ウン・バンダ・ウン』Um Banda Um(1982)、『ラサ・ウマーナ』Raa Humana(1984)、『パラボリック』Parabolic(1992)、『アコースティック』(1994)などがある。[東 琢磨]
『クリス・マッガワン、ヒカルド・ペサーニャ著、武者小路実昭・雨海弘美訳『ブラジリアン・サウンド――サンバ、ボサノヴァ、MPB ブラジル音楽のすべて』(2000・シンコー・ミュージック) ▽エルマノ・ヴィアナ著、武者小路実昭訳『ミステリー・オブ・サンバ ブラジルのポピュラー音楽とナショナル・アイデンティティー』(2000・ブルース・インターアクションズ)』

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現代外国人名録2012の解説

ジル
Gilles


国籍
フランス

専門
ポップアーティスト;写真家

別名
コンビ名=ピエール・エ・ジル

出生地
ル・アーブル

経歴
“ピエール・エ・ジル”の名前で活動。1976年ピエールと出合い、共同制作を始める。’78年にティエリー・ミュグレーファッション・ショーの招待状を手掛けて以来、数年にわたるミュグレーのための仕事のほか、「マリ・クレール」「プレイボーイ」などの雑誌やレコードジャケット等で活躍。’80年代に入るとマークアーモンド、ニナ・ハーゲン、ボーイ・ジョージ等の有名アーティストのアルバム・ジャケット、ミカドのプロモーションビデオジャンポールゴルチエの本のカバー等を飾るようになる。世界各地で個展開催。親日家で度々来日。2007年には、時計宝飾品メーカーピアジェの依頼で製作した「夢」のお披露目イベントに出演のため来日。「ピエール・エ・ジル写真集」がある。

出典|日外アソシエーツ「現代外国人名録2012」(2012年刊)
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