ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジロデ=トリオゾン」の意味・わかりやすい解説
ジロデ=トリオゾン
Girodet-Trioson
[没]1824.12.8/9. パリ
フランスの画家。本名 Anne-Louis Girodet de Roucy Trioson。 J.ダビッドの弟子。 1789年ローマ大賞を受けて5年間イタリア留学。新古典派の画家であるが,文学的主題による表現はむしろロマン派に近い。光と影の効果を追究し,スフマートを取入れて革新的な画面を創造。詩作も行い,絵画理論家としても他の画家たちに多くの影響を与えた。またラシーヌ,ウェルギリウスなどの文学作品の挿絵も描いている。主要作品『エンデュミオンの眠り』 (1792,ルーブル美術館) ,『洪水』 (1806,同) ,『アタラの埋葬』 (08,同) など。
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