改訂新版 世界大百科事典 「ストラフォード伯」の意味・わかりやすい解説
ストラフォード伯 (ストラフォードはく)
Thomas Wentworth, 1st Earl of Strafford
生没年:1593-1641
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…そのため第3議会は1628年〈権利請願〉を提出,イギリス国民の既得権に基づいて国王の失政を批判した。国王はいったんこれを認めたが,翌年議会を解散,以後11年間,カンタベリー大主教W.ロードとアイルランド総督ストラフォード伯の2人を側近として,専制支配を行った。不法な課税を強要し,星室裁判所などを利用して非国教徒への弾圧を強めたが,37年J.ハムデンの船舶税支払い拒否を契機として地方行政を担当していたジェントリー層の離反を招き,また同年スコットランドでは英国国教会の祈禱書強制に反対する暴動が起きた。…
…このため議会は翌年解散させられ,以後11年間,議会なしの専制政治が行われた。国王は側近にロード大主教とのちにはストラフォード伯を加え,星室裁判所と高等宗務官裁判所を利用してピューリタンに厳しい弾圧を加えた。また,議会の同意を必要としない財源を求めて,関税の強化,騎士強制金の新設,独占権の濫発,罰金の取立てといった便宜策に頼り,さらにこれまで海港都市だけに課されていた船舶税を内陸部まで広げて徴収した。…
※「ストラフォード伯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新