デジタル大辞泉 「スロースリップ」の意味・読み・例文・類語 スロー‐スリップ(slow slip) 地球の表面を構成するプレートの境界面において、プレートがゆっくりと滑って移動する現象。スロー地震の一種。ごく小規模な地震が数日間続く短期的スロースリップと、1年から数年程度続く長期的スロースリップに分類される。この移動が一気に起きるとプレート境界地震になる。プレートどうしが強く固着した、アスペリティーと呼ばれる領域以外で生じていると考えられている。ゆっくり滑り。スロースリップイベント。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
共同通信ニュース用語解説 「スロースリップ」の解説 スロースリップ プレート(岩板)境界や断層が揺れをもたらさないまま、ゆっくりとずれ動く現象。発生期間は数日間から数年間と幅がある。ずれた部分のひずみは減るが、周辺は逆にひずみがたまり、地震が起きやすくなると考えられている。防災科学技術研究所(茨城県つくば市)によると、千葉・房総半島沖では2~7年の間隔でスロースリップが起き、陸側と海側のプレート境界が約1週間で10センチほどずれ、群発地震を誘発しているとされる。更新日:2018年10月4日 出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報 Sponserd by
知恵蔵mini 「スロースリップ」の解説 スロースリップ 陸側と海側のプレートの境界面がゆっくりと滑って移動する現象。「ゆっくりすべり」「スローイベント」「スロー地震」「ゆっくり地震」などとも呼ばれる。日本周辺では関東から西に位置するフィリピン海プレートの境界と、北海道から関東にかけての太平洋プレートの境界で周期的に同現象が観測されている。プレートの移動する周期や、移動に伴う揺れの大きさは地域によって異なるが、2011年3月の東日本大震災の前にも発生していたことが判明しており、大地震に先行する予兆のひとつと考えられている。 (2018-6-19) 出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「スロースリップ」の意味・わかりやすい解説 スロースリップすろーすりっぷ →ゆっくり地震 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by