セリミエモスク(英語表記)Selimiye Mosque

デジタル大辞泉 「セリミエモスク」の意味・読み・例文・類語

セリミエ‐モスク(Selimiye Mosque)

トルコ北西部の都市エディルネの旧市街中央部にあるイスラム寺院。16世紀、オスマン帝国スルターン、セリム2世により、宮廷建築家ミマール=スィナンの設計で建造された。スィナン自ら最高傑作と称し、イスタンブールアヤソフィアより大きい直径31.5メートルのドームをもち、四隅に高さ70メートルの尖塔がある。セリミエジャーミー
キプロスの首都ニコシアレフコシャ)にあるイスラム寺院。城壁に囲まれた旧市街の北側に位置する。元は13世紀から14世紀にかけて建造されたフランス風ゴシック様式の聖ソフィア大聖堂だったが、オスマン帝国時代にミフラーブ壁龕へきがん)と尖塔が造られ、イスラム寺院に転用された。セリミエジャーミー。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android