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ソラノス ソラノス Sōranos; Soranus of Ephesus

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ソラノス
ソラノス
Sōranos; Soranus of Ephesus

2世紀にアレクサンドリアおよびローマで活躍したギリシア人医師。数多くのすぐれた著作があり,婦人病,妊娠,保育などに示した卓見は,その後 1500年にわたって支持された。『急性病と慢性病』 On Acute and Chronic Diseasesには精神障害に関する記述があり,今日の精神療法に似た治療に言及している。

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世界大百科事典 第2版の解説

ソラノス【Sōranos】

2世紀初めのギリシアの医者。生没年不詳。出身地のエフェソス,後にアレクサンドリアで研鑽し,トラヤヌスハドリアヌス治下のローマで医療を行ったメソディスト派の中心人物。この医学派は,身体が可動な原子と不動な原子から成るもので微細な気孔が交錯しており,その収縮の度合が健康と病気にかかわると考えた。彼の多くの著作は散逸したが,急性病と慢性病を厳密に区別したこと,優れた産婦人科学の著作や《ヒッポクラテス伝》を著したことで古くから知られている。

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世界大百科事典内のソラノスの言及

【精神分裂病】より

…その前身の〈早発(性)痴呆〉でさえ19世紀半ばからで,躁鬱病が〈マニア〉と〈メランコリア〉の名で古代ギリシアの昔から一貫して記述されてきたのに比べると,はなはだしい不均衡があり,それだけ時代の狂気観にさらされていたことになる。
[概念の変遷]
 むろん,今日の分裂病に相当すると考えられる先行形態は人間の歴史とともに存在したはずで,ギリシア医学でもアレタイオスAretaiosやソラノスによって近似の病像が描かれている。とはいえ,中世から17,18世紀ごろまでは分裂病像の医学的記述に見るべきものがなく,この貧困さに対して,オルレアンの処女ことジャンヌ・ダルク,シェークスピア《ハムレット》のオフィーリア,宗教家スウェーデンボリらの例は当時の分裂病のありようを生き生きと伝えて余すところがない。…

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