改訂新版 世界大百科事典 「ソラノス」の意味・わかりやすい解説
ソラノス
Sōranos
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…その前身の〈早発(性)痴呆〉でさえ19世紀半ばからで,躁鬱病が〈マニア〉と〈メランコリア〉の名で古代ギリシアの昔から一貫して記述されてきたのに比べると,はなはだしい不均衡があり,それだけ時代の狂気観にさらされていたことになる。
[概念の変遷]
むろん,今日の分裂病に相当すると考えられる先行形態は人間の歴史とともに存在したはずで,ギリシア医学でもアレタイオスAretaiosやソラノスによって近似の病像が描かれている。とはいえ,中世から17,18世紀ごろまでは分裂病像の医学的記述に見るべきものがなく,この貧困さに対して,オルレアンの処女ことジャンヌ・ダルク,シェークスピア《ハムレット》のオフィーリア,宗教家スウェーデンボリらの例は当時の分裂病のありようを生き生きと伝えて余すところがない。…
※「ソラノス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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