ダウン・ジャケット(読み)だうんじゃけっと

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ダウン・ジャケット」の意味・わかりやすい解説

ダウン・ジャケット
だうんじゃけっと

羽毛を入れた防寒用ジャケット本来は、登山極地で必要なパーカーシュラーフなどに羽毛が使われてきた。近年は、スキーやタウン用にも使うようになり、それらを総称してダウン・ジャケットという。ダウンは、水鳥の羽毛のなかでも保温性に富んだ最上質の部分をいうが、ジャケットではフェザー(羽根)と混合して使うのが普通である。羽毛の保温性を十分に発揮させるために、表地は薄地がよいが、耐久性や縫い目からの羽毛の飛び出しを考えて、適度な糸密度の生地が使われている。中の羽毛の質は表示されているが、手ざわりやかさ高さなどからも判断できる。

[辻ますみ]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「ダウン・ジャケット」の意味・わかりやすい解説

ダウン・ジャケット

水鳥の胸にはえる綿羽(ダウン)をナイロン地などにつめてキルティングをほどこしたジャケット。スキーなどアウトドア・スポーツだけでなく街着としても定着している。柔らかく丈夫で保温性にすぐれているダウンは,防寒用としてコート,ベスト,フードつきのパーカなどにも使われ,寝具としても人気が高い。

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