チェックオフ(その他表記)checkoff

翻訳|checkoff

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「チェックオフ」の意味・読み・例文・類語

チェック‐オフ

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] checkoff ) 労働組合の依頼により、労働組合がその組合員から徴集する組合費を、使用者が組合員に支払う賃金のうちから天引きし、一括して労働組合に渡す制度。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チェックオフ」の意味・わかりやすい解説

チェックオフ
checkoff

労働組合費徴収の方法の一つ。労使合意に基づいて,使用者が組合員である労働者に支払うべき賃金のなかから,組合費その他の組合賦課金を差引いて徴収し,これを労働組合に直接渡すこと。本来,組合費の徴収は労働組合自身の業務であるが,アメリカで発達した制度が GHQ時代に導入されて以来,日本の労働組合が企業別組織をとっていることから普及した一般慣習である。ただし,労働基準法上の賃金の直接および全額支払いの原則 (24条1項本文) に対する例外であるから,必ず労使間で書面によるチェックオフ協定を結んで行うことになっている (24条1項但書) 。

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世界大百科事典(旧版)内のチェックオフの言及

【地方公営企業労働関係法】より

…オープン・ショップの強制は違憲であるとの見解は支持できない。チェック・オフ(組合費天引き)は行われていない。在籍専従の規律は国企労法の規律と同じである。…

【労働協約】より

…前者については有効性を否定することに異論はみられないが,後者の有効性については見解が分かれている。(5)組合活動条項 労働組合専従員,就業時間中の組合活動,企業施設の利用に関する定め,組合費天引き(チェックオフ)に関する規定などが含まれ,日本の労働協約上かなりのウェイトを占める。(6)平和条項 これについては同項を参照されたい。…

※「チェックオフ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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