チャムド

百科事典マイペディアの解説

チャムド

中国,チベット自治区東部の県。同名地区の公署所在地。漢字では昌都。察木多とも。青海とチベット間の交通・貿易の要衝。川蔵公路に沿うチャムド地区の中心地。もと西康省に属したが,1955年同省の西半と金沙江以西でチャムド地区が成立したとき,その主都となった。その後チャムド地区はチベット自治区に編入された。チャムド県は11万人,チャムド地区は73万人(2014)。
→関連項目ギャムダチベット

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世界大百科事典 第2版の解説

チャムド【Qamdo】

中国チベット自治区東部の県。同名地区の公署所在地。人口6万(1994)。瀾滄江上流の扎曲と昂曲の合流点にある。農林業が主であるが,解放後は発電所や農業機械修理工場が建てられている。青海,四川,雲南各省に近く,清代にはチベット東部すなわち康,喀木の中心で察木多と称した。民国には西康省に属したが,解放後の1951年,昌都地区人民解放委員会がおかれ,中央政府の指導下に入り,60年,県となった。【駒井 正一】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

チャムド
ちゃむど / 昌都

中国、チベット自治区東部の地級市。1市轄区、10県を管轄する(2016年時点)。常住人口65万7505(2010)。瀾滄江(らんそうこう)上流、ザチュとオムチュが合流する標高3200メートルの地点にある。両河川には四川(しせん)橋、雲南(うんなん)橋がかかり、市内を川蔵自動車道(成都(せいと)―ラサ)が通り、西南各省に通じる交通の要所である。青(チンコー)(ハダカエンバク)栽培や牧畜業のほか、じゃ香などの薬材採取が盛んで、水力発電所や農業機械修理工場なども立地する。清(しん)代には、チベット東部のカム地方の中心であった。[駒井正一・編集部]

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