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チョーチヤン(浙江)省 チョーチヤンZhejiang

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

チョーチヤン(浙江)〔省〕
チョーチヤン
Zhejiang

略称はチョー (浙) 。中国,華東地方中部,東シナ海にのぞむ1級行政区。9特別市と2地区に分れ,15市,51県と1自治県から成る。行政中心地はハンチョウ (杭州) 特別市。最大の河川チエンタン (銭塘) 江の別称チョー江が省名の起源となった。大部分が北東から南西方向に並行する丘陵性山地で,南部には標高 1000m以上の峰が連なるが,北に向うにつれて丘陵地となり,多数の盆地が開ける。北部のハンチョウ湾岸は,チャン (長) 江三角州の南東端にあたる沖積地。海岸はリアス式で天然の良港に富み,沿岸には小島が散在する。河川は流れが急で,深い谷を刻むものが多い。1月の平均気温は3~7℃,7月は 28℃前後。年降水量は 1200~1800mmで,4~9月に多い。海岸平野や山間の盆地で稲作が行われ,南部の山間はサツマイモの栽培が多い。工芸作物としてはジュート,ワタ,アブラナ,サトウキビがあり,養蚕と茶の栽培も盛ん。山地は中国有数の竹材の産地で,スギ類やマツ類の用材も産する。人民共和国成立後,大型ダムのほかに1万以上の貯水池,2000以上の小型発電所が建設され,灌漑,排水の施設が整えられた。海岸では干拓も盛ん。沿岸では漁業が発達し,チョウシャン (舟山) 群島には大規模な漁港がある。貝類,コンブ類の養殖も盛ん。地下資源はピンヤン (平陽) 県の明礬,チンホワ (金華) 県の蛍石が古くから採掘されていたが,鉄,石炭,銅,鉛など多種の鉱山が開発されている。工業は冶金,機械,化学,電子,綿,麻,絹の紡織,製紙,水産加工,醸造などがある。ハンチョウ湾北岸一帯は古くから絹織物の産地として知られたが,近代的な紡織工場が建設された。ロンチュワン (竜泉) 県の陶磁器,シャオシン (紹興) 県の酒,チンティエン (青田) 県の石彫など特産物に富む。ハンチョウ市はチエンタン江の下流左岸にあり,チョーカン (浙 贛) 鉄道の終点である。南部の中心都市はオウ (甌) 江の三角州に発達したウェンチョウ (温州) 市。面積 10万 1800km2。人口 4144万 5930 (1990) 。

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