チリイバラガニ(その他表記)Lithodes antarcticus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チリイバラガニ」の意味・わかりやすい解説

チリイバラガニ
Lithodes antarcticus

軟甲綱十脚目タラバガニ科。甲幅 20cmに達する大型種で,チリ南部から南アメリカ大陸南端を経てアルゼンチンのブエノスアイレス沖まで,パタゴニア地方沿岸に分布する。甲,鋏脚,歩脚は円錐形突起で覆われる。形態は北太平洋の水深 400~600mに生息するイバラガニモドキ L. aequispina に似ているが,本種のほうが突起の数が多い。肉質がよく,また,イバラガニ類としては例外的に浅海に生息する(漁場は水深 50~100m)ため,水産業上の重要種である。主産地のチリでは Centolla del Sur(南のイバラガニ)と呼ばれる。(→甲殻類十脚類節足動物軟甲類

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