遊動円木(読み)ユウドウエンボク

デジタル大辞泉 「遊動円木」の意味・読み・例文・類語

ゆうどう‐えんぼく〔イウドウヱンボク〕【遊動円木】

遊具の一。太い丸太両端に鎖をつけて低く水平につり、その上に乗って前後に揺り動かして遊ぶもの。

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精選版 日本国語大辞典 「遊動円木」の意味・読み・例文・類語

ゆうどう‐えんぼくイウドウヱンボク【遊動円木】

  1. 〘 名詞 〙 丸太の両端を鉄の鎖(くさり)で低くつるして、前後に揺れ動くようにした遊具。上に乗ってゆり動かしながら遊ぶ。遊動木。
    1. [初出の実例]「遊動円木(イウドウヱンボク)シーソー、ローラシケート」(出典風俗画報‐二七五号(1903)両陛下御巡覧)

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改訂新版 世界大百科事典 「遊動円木」の意味・わかりやすい解説

遊動円木 (ゆうどうえんぼく)

児童用の運動遊具。長さ4~5m,直径20cmくらいの丸太か20cm角くらいの角材の両端を,鎖または鉄棒V字形支柱にぶらさげ,前後にのみ揺れるようにしたもの。子どもたちは丸太をまたいで座り,鉄製の取っ手につかまって揺り動かす。丸太の下端地面までは子どもの足がはさまれないよう,10~20cmの間隔がのぞましい。リズム感平衡感覚などが養われ,また,集団的な遊び方も身につく遊具である。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「遊動円木」の意味・わかりやすい解説

遊動円木
ゆうどうえんぼく

児童用遊具の一種丸太棒(長さ5メートル前後、直径30センチメートルくらい)の両端を、鎖などでV字形につるしたブランコのようなもので、揺り動かして、丸太の上を渡ったり、二人で落としあいなどをして遊ぶ。幼児や児童のバランス感覚を育てるのに効果がある。ただし、激しく振ると大きな危険も伴うため、最近では公園遊園地でもあまり目にすることはなくなってしまった。

[山崖俊子]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「遊動円木」の意味・わかりやすい解説

遊動円木
ゆうどうえんぼく

遊具の一つ。太い丸木の両端を鎖またはロープでつるし,前後に揺れるようにしてあって,その上を歩いたり,落し合いをして遊ぶ。平衡運動の感知覚の育成に役立つものとして,小学校や公園などにも普及したが,丸太の下敷きになってけがをするなどの事故の発生する例がしばしばあったことなどから,現在ではほとんど見かけなくなった。

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