ティベスティ高原(読み)ティベスティコウゲン(英語表記)Tibesti Massif

デジタル大辞泉 「ティベスティ高原」の意味・読み・例文・類語

ティベスティ‐こうげん〔‐カウゲン〕【ティベスティ高原】

Massif du Tibesti》⇒ティベスティ山地

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ティベスティ高原」の意味・わかりやすい解説

ティベスティ高原
てぃべすてぃこうげん
Tibesti Massif

アフリカ北部、サハラ砂漠南東部のチャド北西端(一部はリビアニジェール)にある高原。中・古生代の主として砂質の堆積(たいせき)岩類が削り出された上に、新生代の火山岩がところどころを覆う。南東部にある最高峰エミ・クーシ山(3415メートル)は、サハラ砂漠でもっとも高い。山頂部一帯では、乾季夜間凍結が生じるほど低温となる。一方、雨季には地形性の降雨があるので、河谷が刻まれオアシスが発達している。

[田村俊和]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android