アハガル山地(読み)あはがるさんち(英語表記)Massif Ahaggar

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アハガル山地」の意味・わかりやすい解説

アハガル山地
あはがるさんち
Massif Ahaggar

北アフリカ、アルジェリア南部の中央サハラ砂漠にある山地。ホガルHoggar山地ともよばれる。花崗(かこう)岩や片岩の基盤岩類を貫いて噴出した玄武岩からなる火山性の台地で、最高峰タハト山は2918メートルである。年降水量は250ミリメートル以下で、山地周辺には多くのワジが形成されている。住民はトゥアレグ系のケルアハガル人で、タマンラセットオアシスがこの地域の中心集落である。

[堀 信行

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アハガル山地」の意味・わかりやすい解説

アハガル山地
アハガルさんち

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