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ティマイオス Timaios

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ティマイオス
Timaios

プラトン後期の対話編。プラトンと同時代のピタゴラス派の哲学者ロクロイのティマイオスが主たる話者として登場する。主題は宇宙生成論で,プラトン唯一の自然哲学的著作として中世を通じてきわめて影響力があった。ティマイオスの語るミュトスは,創造者 (デミウルゴス) としての神が,混沌 (カオス) に秩序を与え,イデアを範型 (パラディグマ) として可視的世界を実現させたことを伝えている。

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世界大百科事典 第2版の解説

ティマイオス【Timaios】

前4~前3世紀の古代ギリシアの歴史記述家。生没年不詳。シチリア島東部のタウロメニオン(現,タオルミナ)に生まれ,アテナイで活躍した。シチリア島史ならびに西地中海史,初期ローマ史をオリュンピア祝典暦という一つの年代構成の枠でとらえる包括的記述を完成した。その文体については修辞性が過度であることなどが,後世の歴史家ポリュビオスによって批判されているが,キケロなどローマの文人たちはティマイオスをローマ史の祖と仰いでいる。

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