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異人 イジン

デジタル大辞泉の解説

い‐じん【異人】

異国の人。外国人。特に、西洋人をいう。
別の人。他の人。「同名異人
普通の人とはちがってすぐれた人。また、不思議な術を使う人。
「旧家に寄寓してあるいた白石翁という―が」〈柳田・山の人生〉

こと‐ひと【異人】

別の人。ほかの人。
「和歌(やまとうた)、あるじも客人(まらうど)も―も言ひあへりけり」〈土佐

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディアの解説

異人【いじん】

共同体の外部から,内部にいる〈われわれ〉に直に接触・交渉する形象。人の存在があってこそ,共同体の人々は外との境界を画定して秩序ある世界像を結ぶことができる。伝承の中の異人は,福を運んでくる存在として歓迎されることもあれば(客人歓待),禍をもたらす存在として排除されたり犠牲に供されることもある。
→関連項目王権

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて 情報

大辞林 第三版の解説

いじん【異人】

外国人、特に西洋人。 「 -さん」 〔ヘボン〕
ちがう人。別人。 「同名-」
普通とはちがう性質・能力をもった人。 「『彼は元来-なり』とて、深く咎もし給はず/蘭学事始」 〔本来は、が原義。「和英語林集成」(1867年)に訳語の一つとして foreigner が載る〕

ことひと【異人】

他の人。別人。 「 -にあはせむ/伊勢 10

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の異人の言及

【外国人】より

…自国以外の国籍を有する者および無国籍者をふつう指す。外人,異国人,異邦人,異人などともいう。もともと畿内から見た外の人,地方の人を表す〈外国人(とつくにびと)〉が今日の用法に転用された。…

【漂泊民】より

…おのずとそれは,人間とその社会,歴史をとらえるさいの二つの対立した見方,立場にもなりうる。例えば定住的な農業民にとって,漂泊・遍歴する人々は異人,〈まれひと〉,神であるとともに乞食であり,定住民は畏敬と侮蔑,歓待と畏怖との混合した心態をもって漂泊民に接したといわれるが,逆に漂泊・遍歴する狩猟・漁労民,遊牧民,商人等にとって,定住民の社会は旅宿の場であるとともに,交易,ときに略奪の対象でもあった。また農業民にとっては田畠等の耕地が生活の基礎であったのに対し,狩猟・漁労民,商人等にとっては山野河海,等がその生活の舞台だったのである。…

【もてなし】より

…共同体内の,広義の隣人に対するもてなしは,時間的ずれはあるにしても,相互的に,互酬的原理(互酬)に従って行われるのがふつうである。そのため,共同体内にあって,一方的に飲食などの供与を受ける貧者は一人前の隣人とは認められず,いわば共同体内部の〈異人stranger〉という地位を占めることが多い。国家による福祉制度が確立する以前には,富者や宗教団体などによるこうした施しの原理がその役割を果たしていたわけであるが,そこでは与える側もまた,その行為を通じて社会的威信を高め,また贖罪(しよくざい)するとか,功徳を施すとかいった宗教的充足感を得ることができた。…

【来訪神】より

…1年に1度,時を定めて異界から人間の世界に来訪して,さまざまな行為をし,人々に歓待される神々を一般に来訪神とよぶ。来訪神はいわば異人の一種であり,〈まれびと〉である。われわれは,われわれの住む世界が自己(もしくは自己の仲間たち)と異人という二元的構成をとっているとみなしており,異人に対しては畏敬の観念をもつとともにこれを厚くもてなす異人歓待の観念が発達している。…

※「異人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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