共同通信ニュース用語解説 「テキサス・レンジャーズ」の解説
テキサス・レンジャーズ
ア・リーグ西地区に所属。1961年にワシントン・セネタースとして創設された。72年にアーリントンに移転し、現在のチーム名になった。ワールドシリーズは3度目で今回が初制覇。日本選手はダルビッシュ
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ア・リーグ西地区に所属。1961年にワシントン・セネタースとして創設された。72年にアーリントンに移転し、現在のチーム名になった。ワールドシリーズは3度目で今回が初制覇。日本選手はダルビッシュ
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アメリカのプロ野球球団。アメリカン・リーグ所属(西地区)。フランチャイズをテキサス州アーリントンに置き、レンジャース・ボールパーク・イン・アーリントンを本拠地としている。球団名の変遷は、第2ワシントン・セネタース(1961年)―テキサス・レンジャーズ(1972年)。
アメリカン・リーグの球団数拡張が行われた1961年に誕生。1960年限りでセネタースがワシントンからミネソタへと移転してツインズとなった後を受け継ぐかたちで発足し、球団名も同じ(第2)セネタースとした。両リーグ2地区制となった1969年から東地区の所属となったが、71年を最後にフランチャイズをテキサスへと移転。現名称へと改称し、ミルウォーキー・ブリュワーズと入れ替わって西地区へ配置換えされた。1989年から93年までは豪腕投手ノーラン・ライアンが在籍、奪三振王を2回獲得し、90年と91年にはノーヒットノーランを達成した。両リーグ3地区制が導入され、ザ・ボールパーク・イン・アーリントン(2007年に現名称へ改称)が開場した1994年は首位ながらストライキでシーズン打ち切りとなったため、優勝扱いにはならなかった。しかし、長距離打者ホアン・ゴンザレスや強肩強打の捕手イバン・ロドリゲスを中心とする打線は強力で、96年と98年はゴンザレスが最優秀選手(MVP)、99年にはロドリゲスがMVPとなって地区優勝した。ディビジョン・シリーズではいずれもニューヨーク・ヤンキースと対戦。一度も勝つことはできなかった。2000年のシーズンオフには、シアトル・マリナーズからFA(フリー・エージェント)となったアレックス・ロドリゲスを、10年間で2億5200万ドルという破格の契約で獲得した。巨額な年俸に批判の声も出たが、ロドリゲスは1年目の2001年に本塁打王、02年には本塁打と打点の二冠を獲得し、年俸に見合う働きをみせた。だが、両年ともチームは最下位となり、2004年2月にはトレードでニューヨーク・ヤンキースへ放出、かわってマイケル・ヤングがチームの牽引(けんいん)車となった。
[山下 健]
2005年、06年はともに勝率5割に届かず地区3位。2007年は最下位に終わった。なお、2006年、07年には救援・抑え投手して活躍した大塚晶則(あきのり)が在籍した。そのほか日本人選手では、伊良部秀輝(いらぶひでき)投手(2002年)がプレー。
1961年から2007年までの通算成績は、3491勝3976敗、地区優勝3回、リーグ優勝0回、ワールド・シリーズ優勝0回。
[編集部]
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