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デネボラ Denebola

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

デネボラ
でねぼら
Denebola

しし座のβ(ベータ)星の固有名。しし座の尾の位置にあり、名前もアラビア語の「獅子の尾 Al Dhanab al Asad」からきている。中国では周辺の4個の星とともに「五帝座」とよばれていた。実視等級2.14等の白黄色の光を放つ恒星。百分の数等の振幅で変光している。天球上の位置は、2000年分点で赤経11時49分、赤緯プラス14度34分で、距離は36光年。スペクトル型A3の主系列星である。表面温度は8700K、半径は太陽の約2倍、質量は2.5倍程度と推定される。赤道表面では毎秒約120キロメートルで自転している。また、太陽系に対する視線速度はゼロである。ベガと同じように、この星の周囲は塵(ちり)の雲によって取り巻かれていることが知られている。この星には角度で80秒離れたところに暗い11等星が並んで見える。かつて実視連星と疑われたこともあるが、現在では単なる光学的二重星とされている。[岡崎 彰]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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