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デリッチ Delitzsch, Franz Julius

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

デリッチ
Delitzsch, Franz Julius

[生]1813.2.23. ライプチヒ
[没]1890.3.4. ライプチヒ
ドイツのプロテスタントの旧約聖書学者,ユダヤ学者。ライプチヒ大学教授。旧約聖書各編の注解により世界的名声を得,またユダヤ人のキリスト教への改宗を促進しようと新約聖書のへブライ語訳を行なった (1877) 。 1880年,ユダヤ人に対するキリスト教伝道の訓練を目的とするユダヤ教専門学校 Institutum Judaicumを設立した。著書には,新約時代のユダヤ的背景を論じた『イエスとヒレル』 Jesus und Hillel (67) ,『カペルナウムでの一日』 Ein Tag in Capernaum (71) などがある。

デリッチ
Delitzsch, Friedrich

[生]1850.9.3. エルランゲン
[没]1922.12.19. ランゲンシュワルバハ
ドイツのアッシリア学者。 F.J.デリッチの子。 1877年ライプチヒ,93年ブレスラウ各大学教授。 99年ベルリン大学アッシリア語学教授。『バビロンと聖書』 Babel und Bibel (1902~03) を発表して,イスラエル宗教文化のバビロニア起源を論証し,学界に衝撃を与えた。また「ドイツ・オリエント学会」を指導して古代バビロニア研究の発展に寄与した。主著『インド=ゲルマン民族起源研究』 Studien über indogermanische Wurzelver wandtschaft (1884) ,『アッシリア語文法』 Assyrische Grammatik (89) ,『アッシリア語辞典』 Assyrisches Handwörterbuch (96) ,『偉大なる欺瞞』 Die große Täuschung (2巻,1920~21) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

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