トリテルペン

化学辞典 第2版「トリテルペン」の解説

トリテルペン
トリテルペン
triterpene

イソプレン単位6個からなるテルペンおよびそれらから誘導される化合物の総称.種々の動物,植物中に遊離または配糖体として存在する.基本骨格構造には,非環式(ファルネソール2分子が結合したスクアレン),三環式(アンブレイン),四環式(ラノステロールフシジン酸など),五環式(アミリンルペオールオレアノール酸など),があり,四または五環式化合物が多い.しかし,生合成過程で転位,酸化,脱離などの反応が起こった結果,炭素数が少なくなったステロイド,ホルモン,ビタミンDなどもトリテルペン由来である.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「トリテルペン」の解説

トリテルペン
triterpene

炭素原子数 30のテルペン類。イソプレン C5H8 の六量体 (C5H8)6 を基本骨格とする化合物で,植物界に広く存在する。としてウルソール酸 C30H48O3 ,オレアノール酸 C30H48O3 ,スクアレン C30H50 などがある。

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世界大百科事典内のトリテルペンの言及

【テルペン】より

… n=2にあたる炭化水素C10H16はモノテルペンmonoterpeneと呼ばれ,精油の主成分はこのモノテルペンおよびその含水素誘導体であるため,狭義のテルペンといえばモノテルペンをさす。天然にはnが3以上のテルペンも知られており,n=3をセスキテルペンsesquiterpene,n=4をジテルペンditerpene,n=5をセスタテルペンsesterterpene,n=6をトリテルペンtriterpeneなどと呼ぶ。n≧8の場合をポリテルペンpolyterpeneと呼ぶことがあり,またイソプレン自身はn=1のヘミテルペンhemiterpeneに属すると考えられる。…

※「トリテルペン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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