脱離(読み)ダツリ

デジタル大辞泉 「脱離」の意味・読み・例文・類語

だつ‐り【脱離】

[名](スル)抜け出ること。また、抜けて離れること。離脱
「永久にこの止み難き苦痛を―する能わざる可し」〈芥川開化殺人

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「脱離」の意味・読み・例文・類語

だつ‐り【脱離】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 抜け出ること。離れること。離脱。脱退。
    1. [初出の実例]「腹を屠りて苦界の脱離を求むるものあり」(出典:日本人‐九号(1888)天下の人士に訴ふ〈吉本襄〉)
  3. 迷いの世界をのがれること。煩悩を払いすてて真実のさとりに向かうこと。
    1. [初出の実例]「生死をば脱離したぞ」(出典:報恩録(1474)下)
  4. 触媒などの固体に吸着されている物質が分離すること。
  5. 有機化合物分解などによってより簡単な分子を放出すること。分裂、分解反応に広くみられる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「脱離」の読み・字形・画数・意味

【脱離】だつり

脱去する。

字通「脱」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む