ドクロリー法(読み)ドクロリーほう(英語表記)la méthode Decroly; Decroly method

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ドクロリー法
ドクロリーほう
la méthode Decroly; Decroly method

O.ドクロリーが創案し,その「生活による生活のための学校」で実践した教育法。生活の理解,生活への参加を目標とする独自の「連合観念教科案」に基づき,児童の興味を重視しながら,観察-連合-発表の順序に従って学習活動を展開するもの。世界各国での新教育の実践において支持され,特にベルギーフランスでは新しい教育法として広く用いられている。

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百科事典マイペディアの解説

ドクロリー法【ドクロリーほう】

ベルギーの精神科医・教育家ドクロリーOvide Decroly〔1871-1932〕の創始した教育法。教科主義の教育に代わる,普通児のための〈生活による生活のための学校〉を設立した。その教育法は,児童の能動性を重視したもので,児童の関心・欲求にそって,観察・連合・発表の学習段階を設けた。ドクロリーは国際的な新教育運動の指導者として大きな影響を与えた。

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世界大百科事典内のドクロリー法の言及

【ドクロリー】より

…第1次世界大戦後はブリュッセル大学の教授となり,21年フランスのカレーで結成された国際新教育連盟では,イギリスのエンソールBeatrise Ensorとともに中心的役割を果たして注目された。彼が設けたいわゆる生活学校の教育法は〈ドクロリー法〉といわれているが,伝統的な権威主義教育の打破をめざす,子どもの欲求と興味を重視した生活総合カリキュラムである。具体的な学習活動は,観察,連合,発表の3段階に分かれ,まず生活題材の観察を行い,さらに読書などによって得た諸観念を連合させ,最後にこうして得られたものを表現,発表させるものである。…

※「ドクロリー法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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