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ナクソス[島] ナクソス

世界大百科事典 第2版の解説

ナクソス[島]【Náxos】

エーゲ海のキクラデス諸島中最大の島。面積428km2,人口1万7000(1971)。緑が多く,ギリシア神話では,クレタのミノタウロスを退治したテセウスが,協力した同伴のアリアドネを置き去りにしたとされる島。アリアドネと結婚したディオニュソスの祭りと特産ブドウ酒で名高い。また研磨用エメリーと大理石を産し,石切場,彫刻場として古代に栄えた。ナクソス人が奉納したデロス島のアポロン像,デロス島のスフィンクスをはじめ初期アルカイク期の大理石彫刻に多量に使われた。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のナクソス[島]の言及

【キクラデス[諸島]】より

…鉱物資源にめぐまれ,大理石,黒曜石,金剛砂,鉄鉱石,亜鉛,銀,マンガン,硫黄,軽石などを産する。おもな島には,アポロンとアルテミス誕生の聖地として全ギリシアの信仰を集めたデロス島,酒神ディオニュソスとクレタの王女アリアドネの神話と結びついた群島中で最大のナクソス島,ギリシアで最も美しい純白の大理石を産したパロス島,海上交通の中心地シロス島,黒曜石を産し,また《ミロのビーナス》が発見されたミロス島,白壁の家と風車の島ミコノスMíkonos,火山島ティラThíra(サントリニ),その他アンドロスÁndros,ティノスTínos(テノス),シフノスSífnos,アモルゴスAmorgós,キトノスKíthnos,イオスÍos,セリフォスSérifos,ケアKéa(ケオス),シキノスSíkinosなどがある。
[歴史]
 ギリシア,小アジア,クレタをつなぐ海のかけ橋として,航海上の要地を占め,新石器時代からすでに小アジア系の人々が住み着いた。…

【コランダム】より

…日本では福島県石川,岐阜県苗木,奈良県二上山,広島県勝光山などにコランダムが産出し,石川,苗木にサファイア,大分県木浦鉱山にルビーの産出が知られている。エメリー鉱床は,多くの場合,ボーキサイト鉱床が接触変成作用を受けたもので,ギリシア,トルコ,アメリカなどに知られているが,ギリシアのナクソス島のものが有名である。日本では大分県木浦鉱山でエメリーが採掘されている。…

※「ナクソス[島]」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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