ニュー・アーケオロジー(英語表記)new archaeology

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ニュー・アーケオロジー
new archaeology

1960~70年代にかけて,アメリカを中心に起った考古学の革新的な動きをいう。文化変化のプロセスに着目してその一般法則を立てることを目的とするためプロセス考古学,プロセス学派とも呼ばれる。従来の考古学は資料を提供するだけで科学的な学問ではなかったと主張,大幅に演繹的な考え方を採用し,民族誌,自然科学的な手法を取入れるなどして考古学を革新しようとした。中心的な研究者は L.ビンフォードで,多くの影響を今日に残しているが,急激な革新に対して反省もされている。

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世界大百科事典内のニュー・アーケオロジーの言及

【考古学】より

…民族誌モデルの活用はクラークも行っているが,むしろアメリカの人類学的考古学の伝統に根ざすものである。60年代の後半からアメリカのビンフォードL.R.Binfordらが提唱している〈新しい考古学(ニュー・アーケオロジーnew archaeology)〉も,この二つの伝統の上に,一般システム論や統計学の原理を導入したものである。 日本における科学的な考古学は,1877年,アメリカ人E.S.モース大森貝塚の発掘を行ったときに始まるとされている。…

※「ニュー・アーケオロジー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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