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ネーサン Nathan, George Jean

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ネーサン
Nathan, George Jean

[生]1882.2.14. インディアナ,フォートウェーン
[没]1958.8.8. ニューヨーク
アメリカの文芸批評家,劇評家。コーネル大学を卒業後,イタリアのボローニャ大学で学び,1905年頃から劇評活動に入る。一方,H.メンケンとともに文芸雑誌『スマート・セット』の編集を担当 (1914~23) ,E.オニールの諸作を掲載すると同時に,ピランデッロをはじめとする海外の新しい戯曲を紹介し,アメリカ演劇の発展に大きな影響を与えた。著書『批評家と演劇』 The Critic and the Drama (22) ,『夜の芸術』 Art of the Night (28) ,『演劇百科』 Encyclopaedia of the Theatre (40) その他多数。

ネーサン
Nathan, Robert (Gruntal)

[生]1894.1.2. ニューヨーク
[没]1985.5.25. ロサンゼルス
アメリカの小説家,詩人。自伝的小説『ピーター・キンドレッド』 Peter Kindred (1919) 以下,『司教の妻』 The Bishop's Wife (28) ,『ジェニー肖像』 Portrait of Jennie (40) ,『ウィットル氏と朝の星』 Mr. Whittle and the Morning Star (47) ,『サー・ヘンリー』 Sir Henry (55) など多くの小説があり,ユーモアとウイットに富んだファンタジーで人気がある。ほかに『若者も年をとる』 Youth Grows Old (22) 以下の詩集,『夕べの音楽』 Music at Evening (35) などの戯曲がある。

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世界大百科事典 第2版の解説

ネーサン【George Jean Nathan】

1882‐1958
アメリカの劇評家。1905年に《ニューヨーク・ヘラルド》紙に寄稿して以後,50年近くにわたって多くの新聞・雑誌に劇評を発表。既成の娯楽劇を排撃して,問題性のある思想劇を唱道し,H.L.メンケンとともに編集した雑誌《スマート・セット》によって,イプセン,G.B.ショー,ストリンドベリなど,ヨーロッパの劇作家の紹介に努めた。E.G.オニールやS.オケーシーを支持したことでも知られる。【喜志 哲雄】

ネーサン【Robert Nathan】

1894‐1985
アメリカの小説家,詩人,劇作家。ニューヨーク生れ。ハーバード大学卒業。1970年に7度目の結婚をした。1919年《ピーター・キンドレッド》で作家としてデビュー。天使と人妻の交渉を描いた《牧師の妻》(1928),不況の犠牲になった人たちを共感をこめて書いた《いまひとたびの春》(1933),実在しない少女と青年画家の関係を抒情的にうたった,現代のおとぎ話ともいうべき《ジェニーの肖像》(1940)がとくに有名で,いずれも映画化されている。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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